活動報告

2015.05.08

提案「阿蘇かずらかご」

草原の保全や活用に向けた当財団平成26年度の取組みの一つが、立命館大学理工学部の武田研究室へ依頼した調査研究です。

昨今、地域の資源を等身大で味わうことのできる歩く旅が注目されています。阿蘇カルデラの広大な草原をそうしたツーリズムの舞台にできないかという機運が起こっていますが、営農の現場である草地では防疫対策等を考慮したうえでの検討となります。あくまで阿蘇という地域の生業としての草原、景観を保持し、そこへ新たなツーリズムのニーズを取り込んでいくことが重要です。コース設定のルートや時期、あるいは付帯させるプログラムの数々を阿蘇の個性を引き立てる構図で形成していくことがカギとなります。

草原を身近に感じられる牧柵等のデザインも考慮しつつ施設整備やソフトウェアの添加について建築都市デザイン的な観点から調査研究したのが「阿蘇かずらかご」です。阿蘇市波野地区をこのたびはモデル地区として調査研究しました。

もっと読む... 平成26年度 観光利用放牧地等整備調査業務報告書[PDF:4.2MB]

2015.05.01

歩く旅をガイドするということ~エンジニアリングとしての接遇要件~

阿蘇はエコツーリズム(トレッキングなど)を楽しむスポットが豊富に存在し、登山を楽しむお客さんも増えてきました。その旅を満足させるためには案内人(ガイド)の存在が必要不可欠となっています。

当財団が事務局を務める、阿蘇エコツーリズム協会では阿蘇全域の登山ガイドなどの案内力を向上させるために数年にわたり活動してきました。

今回東海大学の小林教授に執筆を依頼し、案内人としての接遇のマニュアルを作成いたしました。歩く旅をガイドするときの基本や応用などをまとめ、わかりやすく一冊の冊子にしたものです。

もっと読む... 歩く旅をガイドするということ~エンジニアリングとしての接遇要件~[PDF:18MB]

2015.04.15

阿蘇スタディツアー

現在阿蘇が草原の維持のため行っている「野焼き」に、地域の人々が代々守り継いできた歴史があります。しかし最近では、野焼きに参加する地域の人々が高齢化しており、また支援する野焼きボランティアの方々も、年々高齢化していく事態にあります。

その対抗策として、阿蘇地域振興デザインセンターではボランツーリズム形態を通して、若年層や外国人向けに、新たな担い手ボランティアの拡大・阿蘇来訪者の増加を図る「阿蘇スタディツアー」と題した、1泊2日での阿蘇の草原を体験する・知る・守るツアーを企画し、今回は立命館アジア太平洋大学(外国人留学生)と九州大学藤原研究室の学生を招聘し、その一助としました。

阿蘇の草原維持の活動や阿蘇の自然についてより多くの人に伝えるため、参加学生にはFacebookやtwitterなどのSNSを通し阿蘇の情報を発信してもらうとともに、地域施策反映へ向けた検討材料とするためアンケート調査も協力してもらいました。

阿蘇スタディツアー終了後、阿蘇の草原について学んだ九州大学の学生たちは、自ら「野焼きボランティア初心者研修会」に参加し、博多で行われた「くまモンファン感謝祭in Fukuoka」内でも草原のPRに努めました。また、実際の野焼きにも参加する意欲を見せてくれました。

もっと読む... 阿蘇スタディツアー<報告書>[PDF:607KB]

2015.04.14

文化的景観と食による地域のブランド力を考えるシンポジウム

当財団では平成24年から平成26年の四ヵ年、熊本県と共同で「阿蘇環境デザイン策定事業」に取り組んできました。

これは、世界文化遺産登録へ向けた地域資源の確認と運動啓発を睨み、「阿蘇の文化的景観」の保全計画の検討を目的としたものです。

平成26年は阿蘇くじゅう国立公園が指定80周年を迎え、また阿蘇地域が世界農業遺産に登録されて1周年でした。 前出の保全計画が、国立公園の素養と特異な農文化の側面を有す阿蘇地域を舞台に、いよいよ重要文化的景観の国に対する選定申出に目途が立った年でもありました。

こうした事柄を合わせ、記念のシンポジウムを熊本大学と共催しました。 食と景観の世界的権威であられるパリ・ソルボンヌ大学前総長のJ.R.ピット教授を迎え、熊本と東京で表題の講演をいただきました。その講演録を掲載します。 またフランス地理学会誌の秋号に早速J.R.ピット教授が阿蘇の紹介記事を寄稿してくださったこともおしらせしておきます。

もっと読む... 文化的景観と食による地域のブランド力を考えるシンポジウム<報告書>」[PDF:7.5MB]

2014.01.17

瀬戸内国際芸術祭へヒアリングに行ってきました

瀬戸内国際芸術祭は瀬戸内海の島々を舞台に開催される現代美術の国際芸術祭で、3年ごとに開催されるトリエンナーレ形式となっています

瀬戸内の島々には伝統的な文化や美しい自然景観が残っています。しかし、今、島々は高齢化、過疎化により活力を失いつつある。 瀬戸内国際芸術祭はその開催を通じ、 島の住人と世界中からの来訪者の交流により島々の活力を取り戻し、島の伝統文化や美しい自然を生かした現代美術を通して瀬戸内海の魅力を世界に向けて発信し、地球上のすべての地域の「希望の海」となることを目指しています。

芸術祭は、瀬戸内の島々を中心とした各地に展示される美術作品、アーティストや劇団・楽団などによるイベント、地元伝統芸能・祭事と連携したイベントなどで構成されています。

もっと読む... 瀬戸内国際芸術祭へヒアリングに行ってきました[PDF:412KB]

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