世界ジオパークに認定されました!

9月 30
2014

こんにちは!
今日は瀬津田に代わって阿蘇DC佐藤が執筆いたします。

以前から世界認定へと取り組みを進めておりました阿蘇ジオパークでしたが、遂に!!世界の冠をいただくことができました!!
発表レセプションパーティーは日本時間9月23日の早朝に行われ、阿蘇では火山博物館において生中継によるパブリックビューイングを開催いたしました。
当日は早朝にもかかわらず発表の瞬間を一目見ようと大勢の方々にご参加いただきました。
発表の瞬間は会場が大いに沸き起こり、まさに感動そのものでした(^^)

さて、デザインセンターでは世界認定に先駆けまして、8月20日~22日まで各市町村の観光担当課長様方をお連れし、京都府・兵庫県・島根県を跨ぐ山陰海岸ジオパークへと視察研修に行ってまいりました。
そこでの感想や今後の阿蘇の課題等、私が感じたことを僭越ではございますが、掲載させていただきたいと思います。

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現在日本ジオパークとして認定されている阿蘇だが、本年度は世界へ躍進するだろう年となりうる。
それにあたり、先に世界の冠を掲げる山陰海岸ジオパークへと視察研修を行う運びとなった。
阿蘇が世界に認定された際、その後の対応や地域振興へどういった形で利用していくのかといったことを各々感じ取り、世界認定を受けた後につなげることを目的として行った。
研修行程は別添資料にて報告する。
今回の研修を通して様々なことを感じることができた。
まず、拠点施設の重要さである。山陰海岸ジオパークには、ジオパークを主とした施設が多々存在した。そこらはジオパークに関する体験学習施設、博物館のような資料展示、歴史の紹介等の内容であるが、そういったものがあることによって情報発信の基盤となりジオパークの名を有効に利活用できるように感じた。そして、なによりもそこらの施設には人を惹きつける人がおられた。これが他の地域と差別化できるところであり、ジオパークを推進していくうえにおいて一番重要となる部分だと感じた。
また、サインの重要性に気付かされた。山陰海岸をバスで移動中、ほとんどジオパークの看板を見つけることができなかった。たとえ見つけてもそれは決して目立つものではなかった。看板設置により、サブリミナル効果のようにサインを目に止めずとも、目立つものであれば無意識にでもジオパークというものアピールすることができるのではないだろうか。
今後の課題として、共有できることもいくつかあった。互いの地域とも少子高齢化、過疎化が問題視されており、ジオパークといった観点のみならず地域振興への不安が感じられた。また、地域間でのジオパークに対しての温度差をどういった形で埋め、地域全体で盛り上げていくかが今後の両地域ともの課題といえるのではないだろうか。
また、阿蘇をガイドする方々の研修も今後必要なのではないかと感じた。ガイド上達の研修もさることながら、実際に他地域のガイドをされている方を直接見て体験し、良いところ改善すべきところ等を感じ取り自らのガイドへ反映させていただくような研修こそが前に挙げた差別化を図るキーパーソンを養成するものとなりうるのではないかと感じる。


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この度晴れて世界認定を受けた阿蘇でございますが、今後も日本各地のジオパーク認定地と連携しながら、地域の良さをより多くの方々に知っていただけるようこれからも阿蘇は邁進してまいります!

近況報告!

9月 02
2014

こんにちは!阿蘇地域振興デザインセンター瀬津田です。
久しぶりの投稿です。

さて、阿蘇は7月30日から8月2日までの間、阿蘇ジオパークの世界審査が行われました。

今回阿蘇に審査員としていらっしゃたのは、2名。イタリアからマウリツィオ・ブルランド氏と中国から金小赤氏。
初日:まずは阿蘇市役所に到着し、阿蘇ジオパーク推進協議会会長でもある佐藤義興市長に迎えられました。
そこで阿蘇ジオパークの概要を説明し、初日は天気が良かったので、阿蘇山の火口を見学に行きました。

2日目:この日はあいにくの雨でしたが、大観峰からの眺望はおおむね良好。阿蘇カルデラの成り立ちを阿蘇ジオパークガイド協会の方々が体全体を使って表現しました。その後、南小国町の押戸石の丘に移動し、そこでNPO法人押戸石の丘メンバーがBBQや手打ちそばで昼食のおもてなし。昼食の後は、小国郷を視察し、鍋ヶ滝や遊水峡などを回り、杖立温泉に宿泊されました。

3日目:3日目は阿蘇市周辺を視察。初めに手野集落の国造神社に訪れ、手野名水会のメンバーによるガイドが行われました。次に阿蘇神社・門前町を訪れ、水の恵みを活用した商店街を散策しました。阿蘇駅を経由し、阿蘇火山博物館へ。阿蘇火山博物館ではジオパークの拠点機能を紹介。阿蘇火山博物館名物のカルデラ作成実験には、審査員たちも興味津々でした。

4日目:最終日には南阿蘇方面を見て回りました。俵山から始まり、南阿蘇からの阿蘇山を見学しました。池の川水源では阿蘇青少年交流の家のジュニアガイドによる案内のサプライズがあり、大変喜ばれていました。その後、南阿蘇ビジターセンターで阿蘇の多様な植生を説明し、高森町観光交流センターでは、男の料理教室による、流しそうめんのおもてなしがありました。トロッコ列車に乗ったり、阿蘇中央高校生によるジオ学習成果発表などがなされ、審査総括・ファイナルパーティーを最後に世界審査は終了しました。

審査員たちの評価はなかなか好評。今後の課題としては、ツーリズムの連携、地質や地形に興味のある方への『伝える力』、専門知識の強化、語学力などがもう少し必要というご指摘を受けました。

この審査の結果発表は、9月17日から23日までカナダ・ストーンハンマー世界ジオパークで行われる第6回ユネスコジオパーク国際会議で発表されます。
結果発表をリアルタイムでお届けするため、阿蘇火山博物館では会議の模様をインターネット中継で配信予定です。
世界ジオパークの一員となることを切に願っております!!みなさま、ご協力をよろしくお願いいたします!

これからも阿蘇をよりたくさんの人に知ってもらうため、9月27-28日には、東京ビッグサイトで開催される「ツーリズムEXPOジャパン2014」に阿蘇として出展いたします。関東圏の皆様、お時間あれば阿蘇のブースに一度遊びにおいでください!自然いっぱいのブースでゆったりできること間違いなしです!

10月26日(日)には、フランスソルボンヌ大学前学長でもあり、フランス地理学会会長のJ.R.ピット教授をお招きし、阿蘇の「食」と「景観」の結びつきを解き明かしていただくシンポジウムを開催いたします。「食」と「景観」の世界的権威であるピット教授のお話を聞く、貴重な機会ですので、ぜひおいでください。入場無料となっておりますが、参加ご希望の方は阿蘇地域振興デザインセンターまでご連絡ください。

これから阿蘇は寒くなる一方ですが、それを感じさせないような熱い催しがてんこ盛りです。

長くなりましたが、今回はおしまいです~(^^)b